白山 大汝峰 お助け避難小屋保全整備  平成29年9月9日~10日  
⽇時 : 2017 年9 ⽉9 ⽇(⼟) 快晴、10 ⽇(⽇) 快晴
場所 : ⽩⼭ ⼤汝峰
参加者 : 村上 樽⽮ 堀 町⼝ 4 名 、 別パーティーで堀友⼈3 名 と雷⿃荘で同宿
友⼈より9 ⽉9 ⽇(⼟) 、10 ⽇(⽇)に⽩⼭で優雅に宿泊できる雷⿃荘が取れたとの連絡をもらう。
宿泊⼈数に余裕があったため何名かに声をかけたところ、⼤汝避難⼩屋が昨年6 ⽉に点検・清掃を⾏って以来であるので
⼩屋の点検・清掃をしたいとのことで4 名の参加となった。
町⼝さんはつい先⽇も1 ⼈で⼩屋に泊まり点検・清掃を⾏って頂いたが、今回も参加して頂いた。
村上さんは184回⽬の⽩⼭登⼭とのことで気合いが⼊っているようです。
          
       【184回⽬の⽩⼭登⼭、⼊念にストレッチ】
今回は雷⿃荘が確保されており寝床の場所取りで急ぐことは無いので、砂防新道よりゆっくりとスタート、
友⼈たちは観光新道から登りだした。砂防新道の階段を登り終えるまでは4 名で、以降は
各⾃のペースで登り、室堂で合流、余⼒のある者は⼤汝峰まで⾏き避難⼩屋の点検・清掃を⾏うこととした。
⾃分も途中より先⾏させてもらい、甚之助と室堂で朝⾷休憩をしたのみで⼤汝峰に直⾏した。
この⽇は夏休みも終わり、紅葉まで⽇があるので⼈が少なく快調に登ることが出来た。

  
【御前峰】                【今⽇は御前峰には寄らず、⼤汝峰へ】               【⼤汝峰】 

御前峰は明⽇の御来光とし、今⽇は御前峰に寄らずに⼤汝峰⽅向へ、途中の千蛇ヶ池は半分ほど雪が融け
ている、融けて千匹の蛇が出てこないことを願う。その前に御宝庫が崩れてフタをしてくれるのだろうか気になる。

  
 【千蛇ヶ池、半分ほど雪が融けている】   【⼤汝峰よりの御前峰、剣ヶ峰、翆ヶ池】            【⼤汝峰に到着】

1 ⼈で先⾏したため⼤汝峰に早く着きすぎてしまい後続部隊が来ない。 ⼤汝神社にお詣りをし、⼤汝峰に登ってきた⼈たちとお話をしながら、昼⾷を摂りながら作業待ち待機とする。


  
 【外観上は変わりないが昨年より⽯垣が崩れている様】       【昨年の⼤修理からは痛みが少ない】         

⼩屋⾃体は外観も内部も問題無い様であり、昨年度に⼤修理した屋根もトタンが⼀部剥がれた以外は乗せた⽯のズレも少なく⼀年耐えた様である。
剥がれたトタンは樽⽮会員による⼀流の様な宮⼤⼯仕事で釘を打って修復。
⼩屋内部は綺麗ではあるもののカビ臭く、ブルーシートは外に出して太陽光に当てて⽇光消毒!?
多少、臭いは少なくなったと思われます。

            
                  【修理中】                  【⼩屋の中も問題無い様】

⼀仕事を終えて室堂に戻りまったりとコーヒータイムとする。

室堂で皆さんをお待ちしたが予定より遅れて到着。友⼈グループは⽇陰の無い観光新道の登りでかなり体⼒を消耗した様、
184回⽬の⽩⼭登⼭の村上さんと付いてもらった町⼝さんと着実に歩を進め、五葉坂を登ってくる姿が⾒え、⼀安⼼、
全員無事に室堂に到着した。
⼤汝⼩屋の⼀仕事も終えているので雷⿃荘に⼊り酒宴となった。 各⾃から各種アルコール飲料が提供され⼣⾷前なのにおなか⼀杯になり⼣⾷が⾷べられなくなと、⼀旦宴を中断し⼣⾷へ。
⼣⾷後も宴が続いたが、翌朝は御来光に御前峰に登るので消灯までとし早々に就寝。
翌朝は4 時に起きたが⽇の出時間は5 時20 分ぐらいのためゆっくりと準備し御前峰に向かう。
尚、この時期は太⿎は鳴りません。

             
          【雲がかかりちょっと残念な御来光】             【朝⽇に輝く別⼭と室堂】

奥宮にお詣りし御来光を待ったが、遠⽅まで雲がかかり、スッキリした御来光にはならなかった。
御前峰にも雲がかかりだし⾵も強く寒くなってきたので早々に室堂に帰り朝⾷とする。
本⽇も天気が良く、登ってくる⼈が多いと予想されるので混雑を避けるためマイナーな展望コースで下⼭
することにした。
先⽇の親⼦登⼭では展望コースは登りであったが今⽇は下りで通るため正⾯に威⾵堂々と別⼭が望める。
展望台近くからはエメラルドグリーンの⽩⽔湖と⼤⽩川ダムも望めて良いコースである。
砂防新道ばかりでは無く展望コースもお勧めです。南⻯⼭荘近くまで降りてきた時にヘリコプターが
⾶来し南⻯付近でホバリング、南⻯への荷揚げかと思っていたが、トンビ岩コースにて下⼭中の若者4 ⼈
グループ中の1 ⼈(21)が南⻯近くでルートを外れて道迷いになり110 番しヘリで救助されたとのことでした。
トンビ岩コースのどこで道迷いしたのだろうか、ヘリがホバリングしていた位置関係からすると南⻯⼭荘
まで10 分とかからない地点だと思うが。南⻯⼭荘周辺では携帯電話は不通であるが道迷いし
た場所は通じたのだろか、電話がつながり110 番できて良かったと思う。
後⽇談で聞いたところ、威勢の良い騒がしい若者グループだったとのこと、地図とコンパスは持っていた
のだろうか、⾮常時の装備は持っていたのだろうか、と、こんな⾝近でも道迷いはするので⾃分を振り返り
地図・コンパス・⾮常装備は必ず持ちましょう。
                            (⼤汝峰 緊急⼩屋点検 ⽂:堀・写真:樽⽮・堀)

 
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