公益事業報告 浅犀みくまり周回登山道  平成29年6月18日(日)  
   
日時 6月18日(日)
参加者:池本、岡本、前田、中川、池本友人(今井大介・田中冨美子)計6名
平成29年度2回目の公益事業の「浅犀みくまりの道」登山道整備は6月18日(日)に実施された。
朝7時の集合時間より早く参加者が集まり、少人数で可能な作業量を考慮して、A班の池本・今井・田中の3名は「柏の道」を登り奥高尾山から心野谷山方面へ、B班前田・岡本・中川は順尾山駐車場から心野谷山方面へと二手に分かれた。
池本友人のお二人はサポートについていただき他の4名は皆草刈り機を持参している動力部隊、山の涼気に助けられ、ブナの緑に癒された一日でした。
A班 今井さんは金沢山友会所属で、今秋みくまりの道周回を会山行企画として取り上げ入る予定と聞き、下見がてらの整備作業体験に誘った。
以下柏の道コースよりの作業を辿る。 07:50柏の道登山口スタート、このコースはN・Iが事前に入り比較的荒れていない状態だが、直登尾根草刈り機を担いでの登攀はさすがにキツイ。
中腹に笹ユリが5株程咲き誇り、大切に守ってやれば植生も広がり、5・6月の癒しのポイントになるだろう。
08:50中腹過ぎに、チェンソーで雑木を刈払い休憩地を造ったが、犀奥の山々を眺望する良い場所になった。
09:40奥高尾よりの分岐に出、草刈り作業に入る。10:20「犀奥の山展望台」はこのコース一番の売りだ。
作業を忘れ3人腰を下ろして山を眺めやる。
順調に西谷山まで進み、ブナの繫茂するピークは、緑一色の心洗われる地。
〝金沢近郊の山にこんな場所があるんですね"とは2人の弁。伸びた下草を刈り、12:00スッキリとした広場を確保。
後はB班の待つ心野谷山へ、13:40合流する。
B班は、順尾山P.まで残した部分を刈払いながら帰るので、「桃ノ木道」分岐点で別れた。
時間的に桃ノ木道の整備までは手が回らず降りたが、荒れ具合は想像以上で、道を覆う倒木や草の繫茂する様は、日を改めてやらなければと思いながらの帰路であった。
少ない人数でここまでやれたのも動力機の威力だが、効率ばかりではなく大勢でワイワイやりながらの作業は楽しいものだと、次回への期待を添え報告致します。

B班 概ね3ブロックに分かれて、分岐点から前田・岡本・中川の順に主稜線に入った。
ネットの口コミが広がったせいか登山道は綺麗であった。
登山道横から伸びている枝や足元の草を刈り払うと途端に道は明るくなった。
心野谷山へ登ると、昨年西嶋会員が担ぎ上げた標柱は頭が熊に少しかじられていたが、積雪にも負けず、しっかりと立っていた。
ここから西谷山までのダム湖川のブナ林はいつ来ても素晴らしい。
思い切って登山道脇の藪と小木を刈払った。
思いのほか太いブナが多く、訪れた人は必ず感動すると確信した。
やはりこのコースは犀奥の山展望台と、主稜線から犀川ダム側のブナ林が最大の魅力である。
次は晩秋の頃訪れたいと思った。
(文責:池本・中川)

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